Moment's Notice

本の感想、写真、日々のこと。

新しいブログを立ち上げています。

現在、こちらのブログは更新を停止しており、ワードプレスに移行しています。

あとがきは読まない | 読んだ本の感想、ペンタックス、日々の日記

未完成の極みなのですが、徐々に記事を移行しております。このブログの記事が減少しているのはそういうわけです。しかし殺風景なブログだな(抱腹絶倒)

はてなブログを離れてまで読んで頂けるとは露程も感じておりませんが、一応宣伝させていただきます。

感想 村上春樹「村上朝日堂 はいほー!」

村上春樹「村上朝日堂 はいほー!」

 

 村上朝日堂シリーズ3連発目です。同じ村上朝日堂シリーズですが、なぜ安西水丸氏の名前が無いのか・・・?イラストは描かれているのですが。

 

cyuukonosubaru.hatenablog.com

 

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 この本は1989年に刊行され、1992年に文庫化されています。私が所有しているのは2002年の20刷となっていますね。買ったのは2007~2008位だと思うのですが。

 今回も、気にいったエッセイを紹介します。

 「青春と呼ばれる心的状況の終わりについて」

 これは、凄く良いですよ。この内容だけで物語になりそうなくらい濃いエッセイです。そしてそういった精神的状況が非常によく理解できます。

 これがよく理解できるということは、私も青春と呼ばれる心的状況が終わっているということですね・・・(大笑)。知っていましたが。

 「ジム・モリソンのための「ソウル・キッチン」」

 古いロックが好きな方なら、ドアーズの「ハートに火をつけて」は聴かれたことがあると思います。私も良く聴いていました。

 村上春樹氏のドアーズ愛が文章になっています。ドアーズのあの歌を聴けば、いわんとしていることは伝わります。思わず歌いだしたくなりますね、ライト・マイ・ファイア・・・と。

 ドアーズが好きな方で村上春樹氏のアンチでなければ、是非呼んで頂きたいです。

 「無人島の辞書」

 もし、の話ですが、面白いです。辞書を持って行くという発想が、私には出来ないですね。

 私がもし無人島に一冊だけ本を持って行けるのであれば、問答無用で「ライ麦畑でつかまえて」を選びます。

 「『スペースシップ』号の光と影」

 ピンボール小説である「1973年のピンボール」が読みたくなります。このエッセイ達を読んだら読むと思います。

 「貧乏はどこに行ったのか?」

 2018年にこれを読むといろいろと考えることがあります。これからどうなっていくのでしょうね。私はちょっとでも希望があれば、それで良いと思っていますが。

 しかしエッセイばかり読んでいると物語が非常に恋しくなります。エッセイって、悪くはないのですけれど、やっぱりちょっと足りないんですよね。

 

村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)

村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)

 

 

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感想 村上春樹 安西水丸「村上朝日堂の逆襲」

村上春樹 安西水丸「村上朝日堂の逆襲」

 

 「村上朝日堂」の続編です。

 

cyuukonosubaru.hatenablog.com

 

 この本は1986年に刊行され、1989年に文庫化、2006年の19刷で改版となっているようです。私が所有しているのもは2007年の20刷なので、買ったのもそれくらいだと思います。

 しかし、本の感想を書いてきて思うのですが、書店で購入した本って、いつ買ったのか覚えていないんですよね。最近買った本や、アマゾンで購入した本はわかるんですけれどね。

 この本はなんといっても表紙が最高ですね。インディー・ジョーンズなのでしょうか?

 前巻はエッセイが基本2ページでしたが、今回はもう少し長くなっています。前巻のシンプルさも良かったのですが、読み応えという点では今作も良いですよ。

 今回も、いくつか気に入ったエッセイを紹介します。

 「何故私は床屋が好きなのか」

 当時は床屋が好きだったみたいですね。確か、村上春樹氏が言うところの男の子の条件に床屋に行くというのがあった気がします。確か今はもう美容院派になっていると記憶しているのですが。

 「自動車について」

 今ではにわかに信じがたい話ですが、当時は運転しない、自動車にも興味が持てないといったスタンスだったことがわかります。「1973年のピンボール」での車の描写が印象に残っていたので、これを読んだときは意外でした。

 「間違いについて」

 人間は必ず間違いをする、と語っています。その通りですね。考えるまでも無く当たり前のことです。最近は間違いを認めない空気が蔓延していますが、放っとけばいいんですよ(笑)。

 「夏の終わり」

 前巻の「夏について」のアンサーのような感じがします。夏の終わりがちゃんと切なくなる私もまだきっと捨てたものではない、と思いたい・・・(笑)

 「批評の味わい方」

 これはブログで書いている方も一読する価値があるかと思います。「馬糞が詰まった小屋」という比喩は言い得て妙ですよ。

 こうやって私の文章を読んでくれる方もいれば、きっと気に入らないと思う方もいると思います。

 それは悪いことでは無く、いろいろな人がいるからこそ、だと思うんですよね。

 

村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

 

 

 

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感想 村上春樹 安西水丸「村上朝日堂」

村上春樹 安西水丸「村上朝日堂」

 

 この本は1984年に刊行されており、文庫になったのは1987年です。私の所有している文庫は2006年の40刷なので、そのくらいに購入したものだと思われます。

 この本は村上春樹氏の味のあるエッセイと、安西水丸氏の味のあるイラストで、二つがミックスされていて、読者に心地よい読み心地を与えます。

 こちらもお勧めですよ。

 

cyuukonosubaru.hatenablog.com

 

 

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 私が個人的に気にいったエッセイをいくつか紹介します。

 「夏について」

 2ページで夏について語っています。村上春樹氏は当時は夏が好きだったみたいですね。このページにある安西水丸氏のイラスト、これが少年時代を思い起こさせます。

 私は小学生くらいのときって夏が待ち遠しかったですね。今なそうでもなくなってしましました。これは大人になったからなのか?

 「報酬について」

  これはジャズ喫茶を経営していた時の経験から書かれています。そして小説家になったときのことも。まあタイトルから分かる通り、働いたときの報酬についてです。

 これは結構本音じゃないのかなあ、と思いますね。

 読んでみて、私もその通りだと思います。そしてスポイルされた文壇が村上春樹氏を叩くという・・・

 「地下鉄銀座線の暗闇」

  これの暗闇の話は、村上春樹氏が何度か語っていますね。私も一瞬暗くなる地下鉄に乗ってみたかったですね。

 「食物の好き嫌いについて」

 当時はラーメンが嫌いだったみたいですね。ラーメン嫌いな人ってあんまり聞かないので、珍しいですよね。

 初期のエッセイですが、しっかりと書かれています。小説よりエッセイが好きという人がいるというのも頷けます。

 

村上朝日堂 (新潮文庫)

村上朝日堂 (新潮文庫)

 

 

 

 

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感想 荻原浩「さよならバースディ」

荻原浩「さよならバースディ」

 

 この本は2005年に刊行され、2008年に文庫化されました。私が購入したのは2011年くらいで、2008年発行の初版です。

 3~4回くらい読み返していると思います。

 霊長類研究所で、ボノボ,、別名ピグミーチンパンジーと機械を使って会話を試みる研究をしている青年が主人公です。その主人公は、同じ研究を手伝っている彼女がいて、その彼女にプロポーズするのですが、そのプロポーズをした夜に彼女を失ってしまいます。

 その後、なぜ彼女が亡くなったのか、この研究の真相は何なのか、を探るべく仲間と奮闘します。そして、目撃者であるボノボとの会話のようなことの末、真相にたどり着きます。

 内容は凄く面白いんですけれど、読んでいて常に楽しいかと言われるとそうとは答えられない内容です。前半はそうでも無いんですが、後半は結構つらいんですよね。

 特に、彼女を失ってからの奮闘が、読んでいて読者に対してもつらい印象を与えるんです。

 でもその主人公の気持ちって、結構理解は出来るんですよ。周りには狂ったと思われても、本当のことを追うっていうのがね。つらいっていうのはちょっと違うかもしれないけれど、そういったシーンの連続なんです。

 それはもうしょうがないんですよね。こういうテーマの話ですから。もしそれが気に入らないのであれば、途中で読むのを辞めれば良いだけの話です。

 読書とは、それくらいシンプルなことなんですよ。

 もし気に入って、最後まで読み続けられるのであれば、想像をしてみてください。物語に触れて、想像出来ることが読書の楽しみです。

 もし仮に、私がこの主人公と同じ立場だったとして、この主人公のようにすべて正解だと言える行動が取れるのか?といったことを想像してみます。

 私にはおそらく無理だと思いますね。こんなにがむしゃらに動けないなあと思います。多分うじうじとするのが関の山でしょうね。

 それでも、ラストシーンは感動ですよ。読んで良かった、と思えます。

  

さよならバースディ (集英社文庫)

さよならバースディ (集英社文庫)

 

 

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カメラについて考える その10 今後のカメラ業界を予想してみる

 本来であれば、この10はマイクロフォーサーズのメリット・デメリットを考えるという内容にしようと思っていたのですが、各社中間決算が出そろって来たり、BCN+Rというサイトにこんな記事があったりしたので、へっぽこユーザーではありますが、僭越ながらカメラ業界の今後を考えてみたいと思います。

www.bcnretail.com

 記事を読んでみると、「まあ、そうだよねぇ・・・」としか思わないですよね。少ないパイを分け合って、消耗戦になって撤退するメーカーが出ないことを祈るしかないですね。

 私は単純にカメラが好きなんですよ。写真も。だからカメラ業界が盛り上がってくれるといいなあとは思っているんですね。

 ただ、この後の決算の話でも出てくると思いますが、市場が縮小しているのは間違いないと思います。それはCIPAの数字を見れば分かりますね。

 私がデジタル一眼を初めて買ったのは2013年だったかな?その時は量販店でもオリンパス当時のフラッグシップのO-MD E-M1が置いてあったんですよ。ソニーの初代α7とα7Rも発売してすぐに並んでいました。

 今じゃO-MD E-M10MarkIIIとα6300が関の山ですね。まあこれは個人的な体験なので物差しには全くなりませんけれど、一応体験談として記しておきます。

 続いて半期決算の話です。

global.canon キヤノンは12月決算なので、9月末は第3四半期(1月~9月)の数字になります。

 細かい数字は2018年12月期第3四半期の説明会資料のPDFを拝見して頂くとして、気になった点は・・・

 ※キヤノンデジタルカメラインクジェットプリンターが同じくカテゴライズされています。

・一眼レフエントリー機の出荷を絞り込み

→エントリー機のマイナス分が、キヤノンのミラーレス機にシフトしているというわけではない?

・2018年年間見通しをマイナス

→これについては上記の絞り込みの影響があるとは思いますが、待望のEOS Rが控えているにもかかわらず、マイナスなのか?大幅なヒットになるとは予想していない?

 このキヤノンのマイナス分が他社に流れているのであれば、市場全体としてはまだ明るい話なんですけれどね。ただ、あのキヤノンのエントリー一眼レフが不調と言うのが気になります。ここはすごく支持されていると思っていたのですが・・・

 続いてソニーです。ニコンはまだ発表されていません。

 ※ソニーは、デジタルカメラとビデオカメラがカテゴライズされています。

www.sony.co.jp ソニーは3月決算なので、9月末で半期です。ここも例によって細かい数字は2018年度第2四半期の決算説明会資料PDFを確認して頂くとして、気になった点は・・・

・販売台数は減少しているが、高価格帯へのシフトが順調

→ユーザーがレンジの高い製品を購入している

・台数予想は7月と同じだが、金額も営業利益も増収

→ユーザーが高い製品を購入することが予想されている

 ソニーってエントリー機はずっと更新されていないんですよね。それでもこうやって伸びているのはやはりα7シリーズが支持されているんでしょうね。売上、利益もまだキヤノンが上ですが・・・

 続いてリコーですが、リコーイメージングはリコーのその他となっており、その他に含まれる他の事業と一緒になっているため、詳細はわかりません。

www.panasonic.com パナソニックも発表されていましたが、リコーよりさらに大枠でカテゴライズされているため、詳細は不明です。

 ニコンを含むその他のメーカーはまだ決算発表されていないので、来週くらいに他のメーカーの決算情報を書こうと思います。

 私はアナリストではないし、決算マニアでもないのでこの程度のことしか考えつかないのですが、これらを読まれた方はどう思いますでしょうか?カメラ業界の未来は明るいでしょうか?

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感想 村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」

村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」

 

 順番が逆になってしまいましたが、「蛍・納屋を焼く・その他の短編」です。

 

cyuukonosubaru.hatenablog.com

 この本を購入したのは確か2008年だったと思います。奥付は2005年で39刷となっています。

 前回の記事でも書きましたが、この短篇で注目すべきは「めくらやなぎと眠る女」ですね。当時、私はこの短篇の主人公と同じように会社を辞めてぶらぶらしていた(実際は求職活動をしていました)ので、読み返すとそのころを思い出します。

 二十五歳の主人公は、会社を辞め東京を離れて実家に帰ってきます。そしてすぐ訪れるはずだった東京へ戻る日を先延ばしにして過ごしています。

 そんな主人公がいとこを病院に連れて行くところから物語が始まります。

 そして病院で十七歳のころのことを思い出します。このシーンこそが、「ノルウェイの森」との関連性に紐づけられる所以ですね。ただし、前回も書きましたが、直接の関連性はないとのことです。

 この話は、村上春樹氏の小説にしては珍しく(と、私は思うのですが?)季節感を存分に感じさせてくれる物語になっています。他の話を読んでもあんまり感じないのですが、これはちょっと別ですね。

 風の匂いがするんですよ、本を読んでいるだけなのに。これってなかなかすごいことだと思いませんか?

 他の気に入っている短篇についても紹介します。

 「蛍」この短篇は、「ノルウェイの森」の原型です。この短篇は「ノルウェイの森」の一部になっています。細かいところは少し違いますけれどね。

 「納屋を焼く」これはちょっと説明しにくい話です。しかしこの不明さが魅力であるんですよ。

 納屋を焼く、と知人に告白され、驚いて受け入れた主人公が、次に焼かれるであろう納屋を探し出すという話なのですが、謎がかなり残るんですね。

 納屋は本当に焼かれたのか?納屋を焼く男の彼女はどこへ行ったのか?等々・・・不思議な話ですが、なにかが自分の中に残る、そんな話です。

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

 

 ↑表紙のイラストが変わっていますね・・・あの手書きのタイトルと芝生が凄く良かったのに・・・

 

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